問題行動だらけの愛犬ペペも、犬のしつけ教材「イヌバーシティ」を実践してから、すっかりいい子になりました。
だけど!
パパとママには、それぞれに理想の犬像がありました。
パパの理想の犬とは、「リードを放しても一緒に散歩できる犬」、ママの理想の犬とは、「トイレがきっちりできる犬」でした。

食いしん坊の性格は相変わらず
その後のリーダーウォーク訓練
実際の散歩中にリードを放すことはないけど、飼い主の歩調をあわせてペペが散歩してくれるといいなあとパパを思っていました。
これを「リーダーウォーク」といいます。
リーダーウォークの訓練は第15話で紹介しています。
ペペは散歩が大好きなので、リードを見せただけで興奮します。
でも訓練後は、じっとしてないとリードをつけてもらえないことを知っているので、パパが「待て」というと、ピシッとお座りをします。
玄関を開けた瞬間、飛び出すようなことはありません。
散歩中もなにかに気を取られても、パパが別の方向に行こうとすれば、あきらめてついてくるようになりました。
他の犬とすれ違うときは、あらかじめペペにお座りをさせます。
油断するとキャンキャン吠えるので、イヌバーシティのしつけを実行します。
「よし、そのままお座りだぞ、お座り」
犬が通り過ぎ、そのまま吠えることなくお座りし続けたら成功です。
こんな調子でリーダーウォークのステップ3(飼い主が止まったら、犬は座って待て)まではできるようになりました。

クルマが通ってもこのとおり、「お座り」ができる!
自分たちができるようになると、他の人の散歩が気になったりして。
「あーあ、あんなに犬に引っ張られちゃって。リードがパンパンだよ」
「ん? あそこの散歩はなかなかいいね。でも、行き先を犬が決めている感じだなあ」
なんて分析ができるようになりました。
ちょっと前までは自分たちも同類だったくせに、生意気になったものです。
ただ、こうしてみると、ちゃんとしつけができてない家庭が多いことを実感します。
その後のトイレトレーニング
ペペのトイレトレーニングについては、第17話で紹介しています。
ここからは、そのお話の続きです。
ペペは、一応トイレトレーでするのですが、よく外します。
その対策としてトイレトレーにとある工夫をしたのですが、それからというもの、ペペがトイレトレーの上でおしっこをしている姿をみなくなりました。
(ちなみにペペは、ママの命令によりマナーバンドをしています)
すでにトイレトレーへの工夫を実施してから1週間が過ぎています。
「トイレができるようになったらマナーバンドを外そうと思っているのに……」
しかし、待つこと2週間、ついにトイレトレーの上でペペがおしっこをしたのを目撃しました!

トイレをするその瞬間がこれだ!
「ペペ、えらいぞ! ちゃんとできるじゃん」
パパ、大はしゃぎです。
「できた、できた! できた‼ 」
ペペもうれしいらしく、身体をクルクルとまわります。
そして、マナーバンドを外すことにしました。
その後もしっかりトイレトレーの上でおしっこを確認。
そうです、マナーバンド卒業試験、合格です!

ちゃんとトイレトレーでおしっこができています
こうしてペペは、パパとママが考える理想の犬に成長することができたのです。
最後に伝えたいこと
最後まで、わが家のイヌバーシティの体験記を読んでいただき、ありがとうございます。
犬のしつけには多少の心得があったつもりですが、いつの間にかペペを問題犬にしてしまっていました。
その度、ネットで調べたり、知人に相談したりしてきましたが、場当たり的になっていたと思います。
でもイヌバーシティを学んで、犬のしつけは、トイレのときはこう、無駄吠えのときはこうというように都度々々の対応をしていては、犬自身が混乱してしまうことを知りました。
そうではなく、一環した教えを徹底することが大事なのです。
イヌバーシティは代表的な問題行動はすべて網羅されているので、あちこち調べなくていい、これひとつあればOK。
教材も順を追って実践だけでよく、どんどんいい子になっているのを感じました。
後半になるほど、トレーニングが簡単になったなという印象です。
出来の悪い子ほどかわいいというけど、トレーニングを通じて、以前よりもペペへの愛情が深まりました。
しつけのために購入した道具は、「クリッカー」と「ロングリード」だけです。
どちらも1,000円以下で購入しました。
プレイスベッドは、ママにリビングが狭くなるからという理由で反対され、段ボールで手作り。
段ボールとはいえ、ペペのお気に入りの場所で、よくその上でくつろいでいます。
最近はちょっと段ボールがヘタってきました。
そろそろペペの誕生日。
誕生日プレゼントで、プレイスベッド買ってあげようかな。
いいよね、ママ!

プレイスベッドを眺めるペペ