今回は主従関係の結び方に関するお話です。
パパは、愛犬ペペと散歩から、がっくし肩を落として帰ってきました(前回のお話からの続きです-第5話参照-)。
「リードなしの散歩なんて夢のまた夢だった……」
夢破れて山河あり
パパの目標は「ペペとリードなしで散歩ができる」ことです。
すっかり主従関係ができていると張り切って散歩に出掛けたパパでしたが、これがまた、全然できてなくて、結局、ペペに振り回され放しのこれまでの散歩と変わりませんでした。
犬の性質やしつけの仕方を学び、もしやできるのではと少し期待しましたが、やはり、功をあせってはいけませんね。
ここは順番どおりにしつけるべきでした。
すいません。
犬のしつけ教材「イヌバーシティ」は実によくできている教材で、コンテンツを順番どおりに行うことで、無理なくしつけられるようになっています。
いくら問題行動の多いペペでも、初期訓練は飛ばそうかと思っていましたが、全部試してみたほうがよさと方針をチェンジすることにしました。
基礎からやりなおし、「ちょうだい」にトライ!
ふんふん、なるほど、そーか、そういうことか(←現在、動画視聴で勉強中)。
「犬との遊び方の基本」をテーマにした動画では、「おもちゃは飼い主のもの」で、「遊びは飼い主が決める」を再確認。
我が家では、ペペ用のおもちゃ箱があって、そこに入っているロープやらぬいぐるみを入れています。

ペペの専用おもちゃ箱(ぬいぐるみ多し)
ペペは、勝手にそれらを出しては、がるるると遊びます。
電気コードやソファに掛けている服などを一度も噛まないので気にしてなかったですが、これでは「おもちゃはペペのもの」で「遊びはペペが決める」になっています。
また、教材では「ちょうだい」の仕方についても取り上げています。
我が家では、無理やりペペの口からおもちゃを取り上げ、「取ってこーい」とぽーんと投げていました。
無理やり取ってはダメだったのですね。
「ペペ、ちょうだい」
うー、うー、うー。
ペペがおもちゃをがっちり噛みながらうなり声をあげます。
これは興奮してるだけなので気にする必要はありません。
この時に、イヌバーシティに教えている方法を試します。
再び「ちょうだい、ちょうだい」といいます。
すると、口をパッと放しました。
お、意外。
「ペペ、やるじゃん!」
思いっきり褒めてあげます。
よし、もう1回だ。

ちょうだい、できるかな
今度も「ペペ、ちょうだい」というと、パッと口から放すことができました。
おぉ、これがちょうだいなのか。
こうして遊んだことはこれまでありませんでした。
主人と認めさせるしつけ
この調子で、次は主人と認めさせるしつけを試してみました。
この方法がすごいんですが、イヌバーシティの非常に大事なノウハウなのでここではお伝え出来ません。
ごめんなさい。
さて、さっそく試してみます。
少し嫌がる様子をみせたものの、すぐに身を委ねるようになりました。

ママがしつけ実地中
それを見たママが「私もやってみたい」と言ってきました。
それじゃっと、パパからママにバトンタッチ。
ママにペペを渡そうとした瞬間、ペペがふたりから逃げようとしました。
その時!
ママはさっと捕まえて、「こらっ、逃げちゃダメでしょ」とオシリをピシャリ!
それをみたパパが言います。
「ママ、怒ったらダメだよ」
「え、なんで?」
「犬は飼い主といる時がいちばん幸せにしなきゃいけないんだ。怖いから服従しなくちゃじゃなくて、一緒にいると楽しいにさせないと」
「あ、そうだったけね」
怒ったり体罰したりしないで、しつけるのが「イヌバーシティ」のスタイルです。
こういうことが言えるようになったのも「イヌバーシティ」のお陰ですが、パパはプロ訓練士になった気分で、鼻タカさんです。
さて、ママもこのしつけを実践したところ、ペペは大人しく身を委ねています。
さすが我が家のリーダーです。
「このあとどうしたらいいの?」
「※※※するくらいまで続けるんだよ」※詳しくはイヌバーシティを購入してご確認ください。
「はーい」
週末はペペと寝ることにしています。
ペペも興奮して2階の寝室に入った瞬間に興奮状態です。
ベッドの上に飛び乗ったり走り回ったり落ち着きません。
「ペペ、待て、待てだってば」
全然言うことを聞きません。
走り回るペペをさっと捕まえ、すかさず主人と認めさせるしつけを試します。
すると、さっきまで興奮していたペペが、一瞬にして大人しくなり、身を委ねました。

しつけしながら寝かせることに成功!
このしつけのいちばんの狙いは、犬に「飼い主には敵わないこと」を学ばせることです。
この時、パパは思いました。
やっぱり、基本が大事! 大事ワンブラザーズ! なんちって。
▼第7話につづく