「おすわり」「伏せ」など一般的なコマンドはすでにマスターしている愛犬ペペですが、この「来い」はちょっと苦手です。
あ、我が家では「来い」ではなく、「おいで」を使っているので、ここからは「おいで」と表現したいと思います。
なんていうか、ちゃんと来るときと来ないときがあるんですよね。
「ペペ、おいで」
そう、呼んでも反応しません。
電池が切れたか、はたまた犬のぬいぐるみになったか、ぽつねんと立ったままでいます。

おいでと呼んでも反応しません
「ペペ、おいで、おいで! おいでだってば!」
段々と呼ぶほうもイライラして、つい、大きな声を出してしまいます。
犬のしつけ教材「イヌバーシティ」に紹介されている「おいで」の訓練方法を試すのが今回のミッションです。
行くぞ、ペペちん!
苦手な「来い」の特訓開始!
「おいで」を覚えさせるにはあるものを使います。
使うものや具体的な方法は、イヌバーシティを購入してご確認ください。
最初は見えるところで、段々と距離を伸ばし、最終的に見えない位置から呼んでも来るようになれば合格です。
この準備段階のときから、ペペは興奮状態で、ママのまわりをウロウロします。
早速、パパが「ペペ、おいで」と呼んでみます。
あれ、来ないぞ。
あ、そうか、イヌバーシティによれば、※※※をする必要があるんだった。
早速試してみます。
「ほぅら、ペペ、おいで」
すると、今度はすっ飛んで来ました。
今度はママが呼ぶ番です。
「ペペ、おいで」
おぉ、今度はママのところに行きます。
それではいきなり難易度は上げて、パパが2階からペペを呼んでみたところ、これも簡単に成功。

階段を駆け上るペペ
難易度をあげてさらなる特訓だ!
こんなにあっさり出来てしまっていいのか!
ブログ的には、最初は失敗してさ、それを厳しい練習の結果、乗り越えるのがいいんだけど……。
さらに難易度をあげて、今度はこっそりパパが庭に出て、呼ぶことにしました。
おっと、ペペは脱走癖があるのでロングリードをつけなくては。

練習のため購入した10mのロングリード
このロングリードは10m、この訓練のために購入しました。
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「ペペ、おいで~」
ダダダッ、すごい勢いでペペがリビングから飛び出してきました。
さらにママがリビングから「おいで」と呼ぶと、疾風のごとく家に戻っていきました。
完璧だ!

パパの元にダッシュでやってきた!

今度はママの元にダッシュで帰る
「おいで」が最高のコマンドになった瞬間
あんなに苦手だった「おいで」がこうも簡単に出来てしまうとは。
いや、ここは、犬の習性を知っている「イヌバーシティ」を褒めるべきでした。
いまはあるものの力を借りていますが、ペペにしたら「おいで」という言葉は、なんかいいことがあるぞワードとして記憶することが大事なのですから。
思い起こせば、これまで我が家でペペに「おいで」と使うときは、リードをつけるときやクレートに入れる(お仕置き)ときなど、嫌なことばかりだったかもしれません。
たぶん、こんな感情だったのでは?
〈おいでって言われているから行かなきゃいけないけど、行けば、嫌なことされるからしらんぷりしとこ〉(ペペの気持ち)
これじゃ信頼関係なんて、出来っこないですよね。
飼い主にしたら、来てほしいから「おいで」というわけですし、呼んだら素直に来てくれたほうがかわいさ倍増です。
「ペペ、おいで」
「よく来たね、えらいね」
おいでに成功したペペはドヤ顔になってクルクルと身体をねじって喜んだり、リビングの中を走りまわったりします。
ピタッ。
あれ、さっきまで喜んでいたペペの動きが、急に止まってしまいました。
みれば、あまりにはしゃぎすぎてリビングの中を走りまわるものだから、ロングリードがテーブルの脚にからまって動きを制限されたようです。

ロングリードがからまってしまいました
「もう、ペペったら」
ママがやさしくペペの首輪からロングリードを外してあげました。
再びペペはリビングの中を走りまわりました。
▼第8話につづく