今回はクリッカーを使って愛犬と会話できるようにするお話です。
クリッカーとは犬のしつけに使う道具で、ボタンをポチッと押すと「カチッ」と音が出るという単純な道具です。

これがクリッカーだ!
「へー、こんな単純な道具で犬のしつけができるんだね」
パパは、犬のしつけ教材「イヌバーシティ」ではじめて知りました。
クリッカーでしつけができるの?
ここはこだわって、スターマーク社の「プロトレーニングクリッカー」を、早速ネットで購入。
プロ用なのに、1000円以下という安さ!
一応、Amazonのリンク張っておきます↓
具体的な使用方法はイヌバーシティを購入してご確認ください。
訓練次第で冷蔵庫からビールを持って来させることも可能だといいます。
おぉ、それはすごい!
それでは愛犬ペペにやってみたいと思います。
「ペペ、おいで」
しっかりパパの元へ来るようになったペペちゃんです(第7話参照)。
よしよし、えらいじゃん。
ここでイヌバーシティにあるクリッカー訓練を試します。
しばらくは、これを繰り返します。
クリッカーを使って「伏せ」を試してみた!
次はハンドシグナルで「伏せ」を試してみます。
まず手におやつを持って、手の平を床に向け、ゆっくり近づけます。
すると、おやつに釣られたペペは身体を沈め、伏せの格好になります。
この瞬間、クリッカー訓練を試します。
次はハンドシグナルの動作を小さくします。
そして、ハンドシグナルなしで、「伏せ」というコマンドだけでできるよう徐々に難易度を上げいきます。

クリッカー訓練で伏せをやってみた
「よぉし、ペペ、伏せ」
そそくさ、伏せをするペペ。
さらにしつけ方法を試します。
「よし、えらいぞ。これ、おやつ」
「パクッ」
うーむ、考えてみれば、「伏せ」は、すでに習得しているからできて当たり前か……。
クリッカーは新たに覚えさせたいことに使うものでした。
よし、「見て」を覚えさせよう!
「見て」は飼い主とのアイコンタクトを促す基本的なコマンドのひとつですが、我が家ではやったことありませんでした。
「ペペ、ルックだ、ルック!」
なんとなく「見て」は使いにくそうなので、「ルック」というコマンドにしました。
当然ですが、できません。
ペペの熱い視線は、手にもったおやつに注がれています。
「イヌバーシティ」でも「見て」の覚えさせている動画で、はじめてのコマンドを覚えさせるために、おやつを飼い主の顔に近づけて誘導していました。
動画の教材はわかりやすいですね。
「ペペ、ルック!」
パパは、おやつを顔に近づけます。
相変わらずおやつに釘づけのペペですが、視線が一瞬パパと視線が合いました。
いまだっ!(クリッカー訓練を試した)
ようし、この調子、この調子。
この日からペペと時間の許す限り、「ルック」の特訓です。
現時点の結果からいうと、「ルック」ができるときとできないときがあります。
ただ、「ルック」ができて、クリッカー訓練を試すと、しばらくペペはパパの目を見たままです。
「ペペ、おやつがもらえるのは、コマンドを言ったあとだからね」
目をあわせるとおやつがもらえる意識づけができてきた気がします。
それから、「お手」と「おかわり」も試してみました。
ペペは「お手」も「おかわり」もできるのですが、たまに間違えて「お手」なのに違う足を差し出すことがあり、どう教えたらいいのか頭を悩ましていました。
正しく「お手」できたときにクリッカー訓練を行い、飼い主の意思を伝えることができます。
飼い主の意思を伝える便利ツールなのかも!?
クリッカーは単に音を鳴らす道具ですが、意外や意外、しつけに有効なツールじゃん。

クリッカー訓練実践中
「ママ、このクリッカーだけど、しつけに便利だよ」
「そうなの」
「なんでも、ビールも持って来るようになるんだって」
で、試してみました。
「ペペ、ビール!」
って、できるわけないですよね。
ペペはトイプードル、立ち上がっても体長は50センチくらいで、冷蔵庫のビールは1メートル以上の高さに冷やしてあります。
そもそもどうやって冷蔵庫のビールを開けるのさ。
「それじゃ、ゴミをごみ箱にポイッしてって言ったらできるようになる?」
「どうかな、訓練次第ではできるようになるかも」
ん?
ちょっと、待て。
クリッカーは、ペペをパシリにする道具じゃないよ、ママ。
▼第9話につづく