第9話 「ダメよ」も「NO」も、好きのうち

「犬って、不思議よね……」

ふたりでくつろいでいるとき、突然、ママが言いました。

その問いにパパは、「なんで?」と答えます。

だってね、お座りや伏せは覚えるのに、これしちゃダメというのは、なかなか覚えてくれないでしょ

「言われてみれば、確かに」

「何度も同じことで怒っているのに、どうしてできないのかしら」

↓愛犬ぺぺのしつけに用いた教材↓

どうやって「ダメ」を教えたらいいの?

我が家の愛犬ペペに限らず犬は、0.2秒前のことを忘れちゃうそうです。

失敗したときもその場で怒らないと意味がないというのもそれで、例えば、トイレの失敗も現行犯でない限り、騒がず慌てず怒らずの忍耐の固まりとなって、黙々と後始末をするのが鉄則です。

今を一生懸命に生きる、それが犬なのです。

お座りや伏せは、ほめたり、遊んだり、おやつをあげたりをその行動から0.2秒以内に行っていたから覚えているんでしょうね。

これも目の前にぺぺがいた時だからできたことです。

してほしいこと、YESを覚えさせるのは、比較的簡単だと思います。

そういう状況を飼い主が作ることができるので、できたら、クリッカー訓練をすればOKです。

でも、NOも0.2秒以内が勝負なので、タイミングを間違えると意味がないし、飼い主のほうでコントロールできない分、時間もかかってしまいます。

犬のしつけ教材「イヌバーシティ」に、この「ダメ」を教える方法について解説がありました。

大きくは、2つあるのですが、具体的なやり方はイヌバーシティを購入してご確認ください。

そのどちらも、飼い主が大きな声を出して、「ダメ!」って注意していないのがポイント。

我が家はちゃんとできていたかな。

パパは、これまでを振り返ってみました。

ペペ、今日も反省中

クレートで反省するペペ「ペペったら、もぉ、何度言ったらできるの!」

また、ママが怒っています。

どうもウ〇チをトイレシート以外でしてしまったようです。

ママはすごい形相で追いかけると、ペペは逃げるようにクレートに入ります。

クレートがお仕置き部屋なのか駆け込み寺なのかわかりません。

そういえば、こんなこともありました。

パパが帰って来たとき、ペペはクレートの中にいました。

いつもなら飛び跳ねて喜ぶのですが、クレートの中で耐えるようにじっとしています。

「あれ、ペペ、どうした?」

「ママが怒ったからクレートで反省しているの」

こういうときは、パパがいくら「おいで」と呼んでも出てきません。

ママの許しがないと絶対に出てこないのです。

命令を聞くのはいいことですが、これは行き過ぎた主従関係のような気がします。

今風にいえばパワハラです。

本来であれば、飼い主と犬は信頼関係で結ばれていなければなりませんが、NOのしつけがエスカレートすると単なる怖い人になってしまいます。

それだけ「ダメ」を教えるのはデリケートなのです。

ダメを伝えるにはこれだ!

普段のペペは、リードをつけてないので、「ダメ」を教える方法として、イヌバーシティにある方法を行うことにしました。

ペペは、家の近所に犬が通ると「キャンキャン」と鳴きます。

家の外の様子が気になります

さっきまで寝床で寝ていたのに、首を持ち上げたかと思うと、一目散にテラス窓まで走りより、「キャンキャンキャン」と飛び跳ねます。

ツメで引っ掛け、レースのカーテンを破いてしまうことも(オーダーカーテンなのに……涙)。

レースカーテンをツメでひっかいた痕

「ペペ、うるさい!」

そう大きな声を出して注意しても止めようしません。

そのうち、ママが血相を変えて、お尻をピシャリすることもあります。

キャンキャンキャン!

この日も近所に犬が散歩しているようで、いきなりペペがけたたましく吼えました。

イヌバーシティの「ダメ」を試すときがきました。

そのとき、パパがある方法でダメを伝えます。

ペペは少しびっくりした様子で身体をビクッとさせました。

それでもまだ鳴くので、再びダメを伝えます。

我に返ったのか、ペペは鳴くことを止め、テラス窓から身を離しました。

そのとき、パパがむくっとソファから立ち上がると、すると、ペペはさらに窓から離れ、トコトコと自分の寝床に戻っていきました。

この間、パパはひと言も発してはいません。

「ダメ」を教えるって、こういうことか!

それってやってはいけないことだったの

信頼関係を壊すような、大きな声を出したり、お尻を叩いたりする必要はないんです。

犬にとって「飼い主のことが好き」でなければ、よい主従関係は築けません。

YESを教えるクリッカー、NOを教えるしつけ、パパは自分自身のレベルが上がったことを感じるのでした。

▼第10話につづく

今回は、愛犬ペペにクレートトレーニングを試してみたいと思います。 クレートはすでに持っていました。 帰省のとき、クルマで...

私が愛犬ペペのしつけ方法を学んだ『イヌバーシティ』とは

この教材、本当におすすめです。

私は『イヌバーシティ』で犬のしつけについて学び、愛犬ペペと正しくコミュニケーションが取れるようになりました。

そして体罰なしで様々なしつけが出来るようになったのです。

興奮、ゴミあさり、脱走、トイレなど、困っていた問題行動をいくつも直せたので本当に感謝しています。

さらに、ぺぺ自身もしつけ前に比べて毎日楽しそうに、幸せそうに過ごしているんです!

しつけを通じてぺぺとの絆が前よりずっと深まったと感じています。

「困った行動を直したい」「愛犬ともっと仲良くなりたい」と考えている飼い主さんは、『イヌバーシティ』をぜひ使ってみてください。

 

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