第3話 新リーダー誕生! パパかママか、それともペペ!?

犬のしつけ教材「イヌバーシティ」は、あらためて主従関係の大切さを教えてくれました。

主従関係と聞くとなにやら封建主義的な感じで仰々しいのですが、簡単にいうと、リーダーがいる生活環境のことです。

群れで行動する犬にとってリーダーは必要不可欠な存在です。

さらに、リーダーは群れを守る責任者であり、犬は、そのリーダーのもとで「従」として暮らすことで安心するといいます。

そして、リーダーは群れの安全のために「ルールを作って」、群れの仲間にそのルールを「守らせる」責任があります。

↓愛犬ぺぺのしつけに用いた教材↓

ルールを作ろう!

私たち夫婦は、気分によって褒めたり怒ったり、試行錯誤した結果、ルール作りがあいまいになって、この主従関係がしっかりできてなかったかもしれません。

それが、ペペの問題行動につながっていたのかも……。

そう、パパは、考えました。

ペペにリーダーとして認めてもらえなければ問題行動はなくなりません。

「よし、ルールを作ろう!」

早速、パパはママと話し合いしました。

私たちが最初に作ったルールはこれです。

我が家のルール:家族のごはん中、ペペは待機せよ

ペペはとても食いしん坊。

食いしん坊ペペがおねだり中

ごはんを食べることがなによりも大好きな犬です。

ドッグフードをあっという間に食べたと思ったら、食卓のまわりをウロウロします。

誰がおかずをこぼそうものなら、

パクッ!

「これ、あげるね」と、娘がニンジンの切れ端を差し出した瞬間、シッポをヘリコプターみたいにブルブル振りながら、

パクッ!

おこぼれに預かりたくて、あっちに行ったり、こっちに行ったり、誰かのひざの上に座ったり、離れたり、テーブルに顔だけをひょこっと乗せて、舌をペロペロ出して、おねだりします。

これがまた、可愛い!

しかし、これがいけませんでした。

私たちがリーダーであるなら、食事中、ペペはじっと待っているべきなのです。

だって、動物の世界では、リーダーから先に食べるっていうじゃないですか。

リーダーはママに決定!

さぁて、いよいよ食事の時間になりました。

「ハウスッ!」

いきなりママがペペに命令しました。

問題行動のたびにペペを「ハウスッ!」と叱っていたら、いつの間にか自分の寝床に行くようになっていたので、こう命令をしたのですが、ペペは「悪いことしてないよ、なんで?」って、キョトンとした顔をしました。

くー、なんて愛くるしいんだ、と思うパパを心理を察したのか、寝床ではなく食卓に近づこうとしたペペに、もう一度ママが「ハウスッ!」と命令しました。

ペペは、渋々と自分の寝床に行きました。

ママの命令は絶対なのです。

現在、「待て」の最中です

家族が食事を終えるまで寝床で待機をさせたあとは、ペペを自由にします。

娘が「もういい?」と聞くので、「OK」と返事をしました。

娘は待ってましたといわんばかりに

「おいで!」

と呼びました。

ところが、一瞬、動く素振りをみせたものの、寝床から動こうとはしません。

あれ、おかしいなと思い、次にパパが呼んでみました。

が、やはり同じくペペは動こうとはしません。

どうやらある人の顔色を窺っているようです。

ペペのその視線はママに注がれていました。

最後にママが、「おいで」と言うと、一目散にママのもとにタタタッと走り寄っていきました。

「えらかったね、これ、ご褒美よ」

ママは、ペペの身体をくしゃくしゃに撫でまわしました。

右手にはおやつを持っています。

ペペはその場で円を描くようにクルクルと高速回転。

これはペペが嬉しいときにする行動です。

「リーダーはママに決定だね!」

満場一致でした。

パパとママ、理想の犬を語る

その日の夜、パパとママは、理想の犬について語りました。

ママは言いました。

「トイレをきっちりできる犬になってほしいわ」

ペペは何度もトイレトレーニングをしたけど、よく失敗をするので、今は常にマナーバンドをしています。

できれば、このマナーバンドを外したいとママは考えていたようです。

一方のパパは、

「やっぱり、リードを放しても一緒に散歩できる犬かな」

でした。

ふたりは、ペペが初めてやってきた日のことを思い出していました。

ペットのいる素敵な暮らしを夢見た夜のことです。

もしかしたら、「イヌバーシティ」がきっかけでその夢が叶うかもしれない。

そう思ったら、ほころびかけた絆が再びつながり始めた気がしました。

ところが、翌日のことです。

パパが雨戸シャッターを開けた瞬間でした。

テラス窓から外へ全力ダッシュするペペ!

脱走です。

パパは、「あっ、待て!」と追いかけましたが、もう手遅れ。

ペペの姿はあっという間に見えなくなっていました。

近所を探すこと30分。

やっと見つけました。

ご近所さんの庭でくつろぎながら、自分の身体をペロペロと舐めていました。

そのペペの姿を見て、パパは思いました。

「こんな調子でだいじょうぶかな」

▼第4話に続く

「ペペッ! また、ゴミ箱をあさったでしょ!」 ママが愛犬のペペを叱っています。 怒る時は容赦がありません。 その姿...

私が愛犬ペペのしつけ方法を学んだ『イヌバーシティ』とは

この教材、本当におすすめです。

私は『イヌバーシティ』で犬のしつけについて学び、愛犬ペペと正しくコミュニケーションが取れるようになりました。

そして体罰なしで様々なしつけが出来るようになったのです。

興奮、ゴミあさり、脱走、トイレなど、困っていた問題行動をいくつも直せたので本当に感謝しています。

さらに、ぺぺ自身もしつけ前に比べて毎日楽しそうに、幸せそうに過ごしているんです!

しつけを通じてぺぺとの絆が前よりずっと深まったと感じています。

「困った行動を直したい」「愛犬ともっと仲良くなりたい」と考えている飼い主さんは、『イヌバーシティ』をぜひ使ってみてください。

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする